そもそも私がブログを改めて書こうと思ったのは、
スカボロに関してライブの記録を記している方がいないように見受けられて、
でも今回みたいにものすごく良いライブがあったということを残しておかないなんて
非常に勿体無いような気がしたからで。
完全なる老婆心をお許し下さい。
しかもちょっとどころじゃなく偏ってます。
記憶も視線も。
・・・・・・・
先ず。
5/26、下北沢Club Queでのライブは、
私が10数回体験してきたScars Boroughのライブの中でも1,2を争う
素晴らしいものだった、ということを、記したい。
新しいアルバムである『Nineteen Percent』のツアーでありながら、
アルバム音源の再現をしようという気がさらさら無いようで、そこに興奮した。
『Nineteen Percent』は、所謂打ち込み、
デジタルっぽさを前面に出したアレンジで、
お披露目時から、それまでのスカボロサウンドとのギャップに観客の度肝を抜いた作品だ。
本郷さんは演奏前にPCのキーを叩く。
高橋さんはクリックを聞いている。
ナマモノ感の強いバンドだと思っていたので、
初見は本当にビックリした。
それでも、それはそれでソリッドで格好良かった。
ただ、実際に音源が発売されて、それを聴いてみると、何か物足りなく思うことに気付く。
発売前のライブで、『Nineteen Percent』デジタルver.は結構完成系に近付いていて、
アルバム音源が出た時点ですでに次の次元に到達していたので、
音源にライブ感が足りないように感じたのだと思う。
それでも、PCの紡ぐリズムに乗るのが今回のアレンジなのだから、
大きく変わることはなく研ぎ澄まされる方へ進むのだろう、と予想していたのだが・・・
前日の横浜B.B.STREETでのライブでも、『thursday』などにその予兆があった。
Coolなのに、どこか騒がしい。
リズムの中から、飴玉のような光が溢れて跳ねるような印象。
アレンジを変えたのではないか、しかも予想していた「研ぎ澄まされる」方向ではない方へ?
その期待が、バシッとハマったのが、下北沢でのライブだったのだ!
音のことやアレンジのことや、そういった細かいことは言えないし、
そもそも今起きていることだってまったく言葉にはできないのだけれど、
ものすごーく簡単に言うと、デジタルが命の息吹を吹き込まれたというか、
線画に色彩が入ったというか。
何しろ、デジタルなのにロールしてるのだ!!
この日は、前日の横浜ライブとガラッと違うスタイルのメンバー。
バイカラーの髪を細かくカールして、黒のファッションで決めたKyokoさん。
髪を立てておでこを全開にしたMarchさん。
Which one?ツアーTの高橋さん。(この日の自前のお召し物はThe PredatorsのTシャツだったらしい)
そして本郷さんに至っては、
眼鏡×ハット×スーツというNewファッション!!
格好良すぎる!!!
『Which One?』のスタイルからのテンガロン×サングラス×スーツも、
昔のニット帽×サングラス×ラグランT時代しか知らなかった身としては
「随分イメチェン!」と思ったものだったが。
サングラス姿に見慣れていたところに突如投入された眼鏡にも、
動揺してはいたけれども。
慣れてた。完全に油断してました。
ありえない。格好良すぎる。
自分の中の本郷さん像とのすれ違いはないのに、予想外の御姿。
正直、ああだこうだと御託を並べたものの、
私の中での「最高」のライブは、音楽面でのパワーアップもさながら、
視覚的にも前日とのまったくの違いを受けて別世界が開けたように感じた、
そういった意味で訪れたのかもしれない。
それでも、多分に本郷さんが格好良かったからでもあるけれど、
本当にこの日のライブは素晴らしく、
何の音を出してもハマるあの空気感は
目に見えて音の粒がライブハウスの闇の中でキラギラと光るようだった。
途中で投げられた本郷さんのピックは、
私が今まで見た中では一番削れていて、
あの瞬間の空気に注ぎ込まれた熱を思って心が昂った。
あの無敵の時間、
ギターを奏でる本郷さんの口元に笑みが浮かんでいたように見えたのは、
単に私の目の錯覚というだけではないのではなかろうか・・・?
・・・・・・・
あまりにライブが良すぎて、
ああ、このライブこそ色んな人に見てもらいたかったな・・・と思っていたら、
スカボロの公式Twitterが
「今日のライブを見れなかった人は可哀想っていうぐらい最高のライブでした!!」
って書いてて、
おいおいそれは公式が言っちゃあマズイだろう・・・と苦笑しつつ
よくぞ、よくぞ言ってくれました、と頷いてしまった・・・
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